不動産勤務なので、お客様の新生活に関わるお仕事をしています。
経験ある方も多いと思いますが、家を買うのも、借りるのも、契約時に、契約内容の説明を受け、沢山の書類にサインをしたり印を押したりと、少々お時間を頂きます。
契約内容の説明をするにあったて、特に初めての一人暮らしの方には、もしも地震がきたら?と防災のことも説明させて頂いています。
1週間分の食料と水は分散して備蓄を
東京の避難所は間違いなく足りません。避難所に行けばどうにかなると思っている方もいるのですが、1週間分の食料と水の備蓄は必ずしてください。避難所の備蓄もすぐになくなります。
食器棚が倒れて、キッチンに入れず備蓄品が取りだせない。ということもあり得ます。
クローゼット、キッチン、玄関先、ベッド下、床下収納、押入れの衣装ケースに入れて、車をお持ちの方は車のトランクなどリスク分散の備蓄をしてください。
新しい街に引っ越したら、まず避難経路の確認を
新しい街に引っ越したら、まず、自治体のホームページで避難場所の確認をしておくことをお勧めしています。
でも避難所入れないんでしょ?
避難所は足りませんが、それでも、あなたは火災で家がなくなっているかもしれない。交通網も遮断されてます。頼れる知人や親戚が近くにいればいいですが、新社会人や大学進学などで、一人暮らしを始めた方は知人や頼れる方も少ないと思います。
街灯も消え真っ暗な中、身一つで飛び出し手ぶらかもしれない。どこに行きますか?
おそらく避難所を探します。
災害時、スマホは通信障害や通信規制、バッテリー切れなどで使えないリスクを考え「その時になったら調べればいい」ではなく
地震災害が起きる前に、避難場所への経路を知っておく必要があります。
給水所の場所を知っておく
絶対に必要になるのが、水です。備蓄してた水もなくなっていきます。
給水拠点一覧も役所のホームページに載っています。
給水拠点は自宅からどのくらいの距離なのか?経路を確認しておいてください。
ちなみに私は給水場まで片道1.2キロもあります。
一人暮らしは必ずベッド下、枕元に靴の備えを!
地震発生から2日後
膨大な数の自力脱出困難者の救助が間に合わず、時間とともに火災や余震に伴 う建物被害に巻き込まれる等により、生存者が減少する。
昔は引っ越し時に、お隣さんや上下階にご挨拶することも多かったようですが、今は隣人との関わり方が変わりました。それも安全の一つでもあるのですが。
あなたが住んでいることを、隣の方さえ知らないのです。
セキュリティーが備えられた、オートロックに防犯シャッター。
外部からドアをこじ開けてくれる人もいない。夜寝ているときに地震が起きればガラスや壊れた家具の破片が散乱して危険な状態の部屋を素足で歩かなけれなりません。
足裏でガラスの破片を踏みつけ、身動きが取れなかった。ということは実際、災害時に起きています。
「スマホで実家に助けを呼ぶ」・・・電車も道路も遮断され地方のご両親は助けに来れません。
余震も来ます。早い段階で、安全な場所に身を置くために、絶対に自力で脱出するのです。
ベッドの下に、枕元に靴の備えをしてください。
地震の恐怖と寝起きで頭がパニックをおこしても忘れないで
寝ている時は素足だ!靴をもて!靴を履け!
小銭、お金の用意
キャッシュレス決済が普及してあまり現金を持ち歩かなくなった方も多いと思います。
電力も落ち、通信障害、スマホ決済なども使用不可になると予測されます。
小銭も含めた現金も備えてください。
ラジオ 鳴り物 充電器
外部の情報を得るのに、ラジオの用意をしておきましょう。
部屋に閉じ込められ脱出できない時、自分が生存していることを外部に気づいてもらわなければなりません。音が出る笛や鳴り物を備えてください。
避難所で電気の復旧などが始まると、スマホの充電などができるかと思いますが、人で溢れ順番待ちです。予備バッテリーや手巻き充電などを用意しておくと良いでしょう。
実家の電話番号くらいは暗記して!家族との連絡手段を確認しておく
スマホの電話帳から電話をかけることに慣れてしまった世代は実家の電話番号を暗記していない方が多いと思います。
災害時、スマホが壊れてしまった。火事で失うリスクも考えておかなければなりません。
実家の電話番号、ご両親どちらかの携帯番号くらいは暗記しておいてください。
震災が起きた時、家族との安否確認など大勢の方が一度に電話を使用する為、通信障害がおきます。携帯各社の災害ダイヤルやSNS、災害ダイヤル171について家族でぜひ話しておいてください。