病気や癌の告知、手術が怖い、人生が嫌になった時【つらい気持ちを落ち着かせてくれた本】

花入院手術
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入院、手術経験だけは豊富です。

癌や病気の告知、手術や治療が必要だと言われると、ショックや怖さが襲うと思います。

乳がんの告知よりも、辛い宣告もありました。

告知の落ち込みは、始まりにしか過ぎず、その後もいくつもの、手術が怖い、結果を聞くのが怖い、痛い、辛い…。を重ねていきます。

「なぜ、私が?」と心が泣いているとき、出会った本です。

同じように、今の現実から逃げたい、心がつらい時、治療がいやになったときや、

自分ではなく大切な人の病気、生きてく中で仕事や人間関係「なぜ?私が?」「なぜ、自分だけが?」と思ったときに、読んでみて欲しい本。

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癌や病気の告知、病院側の対応はマニュアル冊子と睡眠薬

乳がんだと告知され、手術を受ける転院先の病院から「乳がんを告知された方へ」という冊子を渡されました。

最初の1ページ目に、乳がんの宣告を受けた患者の心の変化を書いてあるものでした。

癌を宣告され

  1. 今は「なぜ?私が」「まさか、私が?」などと「否認」の気持ち
  2. 「否認」がすぎると「不安」な気持ちが襲う
  3. その「不安」はそう長くは続かず「適応時期」にかわり、治療に向き合えるようになる

というもの。

私はその冊子は未だに読んでいない。

読む気にもなれず、むしろ、そんなものを今は渡さないで、と思ったくらいだった。まさに「否認」時期。

それから「どうですか?眠れてますか?」と

「寝てるか起きてるのか、分からない毎日です」と答えると

「そうですよね〜お薬出しておきますね」と睡眠安定剤を処方されました。先生にとっては、お決まりの流れって感じです。

病気や癌の告知のショックは始まりにしか過ぎない、いくつもの不安が襲う

最初の告知は、ショックはありながらも、自覚症状があったので、自分でも「やっぱり乳がんか」と認めることができました。

乳がんは受け止めてた。だけど、ステージは?

どんな癌でも、ステージが1なのか4なのか、その違いは大きく、ショックも治療への意欲は変わるものだと思います。

検査結果、術後のステージ確定結果までの待ち時間が不安

私の場合、針生検の検査で、乳がんはステージ0、進行していてもステージ1の判定でした。

ただ、他の検査で、ステージ0でも1でもないかもしれないと疑いが。

検査をして、結果待ちの期間が、恐怖を増す時間に変わりはじめました。

検査結果で良い結果が聞けず、次にまた検査と、検査だけが増えていき、検査によっては1週間以上結果を待たされます。

「もし、結果が悪ければ・・・」そんなことを、考える続ける日々の1週間は、病院からもらった

3.その「不安」はそう長くは続かず「適応」時期にかわり、治療に向き合えるようになる。

「適応時期」は訪れずことなく、不安を増長させ眠れない日を過ごすだけ。

検査と結果待ちを繰り返す日は、不安ばかりで、心がもう持たない!白黒はっきりさせて!と、苦しかったときに出会った本です。

心がつらい時におすすめ本:「つらいときに読む本」 小林昭洋

「なぜ、私だけ、こんなことになるの?」

「なぜ、今度は癌?」

なぜ?なぜ?と、もうなってしまった病気に疑問を問う日々、検査や結果待ちの不安のなか、出会った本です。

作者の小林昭洋さんも難病の闘病生活を長いことされています。

本の概要は

第1章:すべてがイヤになったとき
(その挫折感、ちょっと待った!「不変」を見つけたときから、復活劇が始まる)
第2章:将来が不安に思えるとき
(あなたは孤独が怖いですか?人に言えない悩みを抱えているあなたに)
第3章:つらい状況を乗り越えたいとき
(今この瞬間も、これからの時間も、すべてあなたの持ち時間できないことはある。でも、やっぱりできないことはない)
第4章:楽しんで生きないと、もったいない
(大切な人とすれ違わないために繰り返される言葉の底力)

「なぜ、私だけ?こんなことに」と、

癌や病気を宣告されショックを受けている方、検査の結果を不安な気持ちで待っている方、検査結果が悪かった方

昨日までの退屈な日や、普通で良かったと、不安や辛さで、心が潰れそうな方がいたら読んでほしい。

とても読みやすく、すっーと入ってくると思います。

乳がん後も、生きていくなかで、落ち込んだ時、嫌なことがあった時、つらいことがあり、立ち止まってしまった時、悩んだ時、読み返しています。

逃げ出したい時におすすめ本:「誰も教えてくれない病人の生き方」小林昭洋

病気の告知、検査結果や治療、逃げ出したくなるときがありますよね。

「病人の生き方」を読み、前に進む気持ちになれた本。

自らを「格闘家」ならぬ「闘病家」と呼ぶ、小林昭洋さん。

病気は病気のプロに。心の持ち方を、先導してもらっている感じです。

本の概要は

第1章 闘病初期に知っておきたいこと―初級闘病家の心得
(絶対言っちゃいけないセリフ病人が孤独を感じるパターン)
第2章 少し長めの闘病生活にアドバイス―中級闘病家の経験
(見舞い客は人生の通知表不公平を嘆くと余計につらくなる)
第3章 長期闘病で必要なこと―上級闘病家の知恵
(病気を受け止めるって、何だ?同病人が教えてくれたこと)
第4章 闘病人生への覚悟―プロ級闘病家への道
(病気の自分に価値はあるのか?NO病人宣言!)

こちらも、本があまり好きではない。苦手という方も読みやすいと思います。

癌や、病気は、本人だけでなく、家族や恋人、友人、大切な人も、その残酷な告知を打ち明けられると、怖さが襲い第2の患者になります。

病人の方ではなくても、なにかに悩んでいる方、今逃げ出したい、向き合いたくない現実を突き進むための、ヒントをくれるような、そんな本だと思います。

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